情けは人のためならず

里帰りしたら私の実家に長期滞在するわけですが、ゆずが産まれたときは産前1ヶ月、産後2ケ月居候しました。
本当は産後は1ヶ月程度で帰るものだろうけど、36週で産まれて未熟児だったため、長めに様子をみて。
あと1人目だから人手の多い実家から、何から何まで自分だけでこなさなきゃいけない我が家に連れて帰るのは勇気が要りました。
ダンナさんは平日は帰りが10:30前後だから あてに出来なかったし。
ということで実家から帰るとき、普段帰省のときはおみやげだけ、志し(まぁ要するにお世話になり賃ですね)はナシだけど
さすがに今回は包まないと気がすまない・・・とダンナさんがいつになく気を使って言うので用意しました。
でも実家の皆さん、頑として受け付けてもらえず。
「自分達も楽しかったんだから」とのことだけど、入院中はお母さんにも仕事を休んでもらったりしたし、
妹には夜中でも搾乳して冷凍してたミルクを湯煎してもらったり、お父さんには沐浴を毎日手伝ってもらった。
そしてひいおばあちゃんは夜でも昼でも 私の部屋にしょっちゅう来ては寝なくて泣いてばかりのゆずを根気よくあやして寝かしつけてくれた。
あの2ケ月は肉体的にも精神的にも実家の皆さんに支えてもらってたなぁ。
だから志も私達夫婦にしてはかなり張り込んで用意しましたが・・・拒否。
いや、1度受け取ってはくれたものの、「これはゆずさんへの おこずかいに」と言ってその場で返されました。うーーーん。
で 苦肉の策としてその時あみだしたのが「実家には 電化製品を送ろう大作戦」。
うちの実家は田舎で農家で 取り柄といえば広いことくらい。
電化製品なんかはかなり古くて、壊れないと買わないし、壊れても「昔買っておいた(もしくは貰った)古い電化製品(の新品)」とかのストックがどこからともなく出てきて、電化製品好きのダンナさんを うならしている。
でもその時たまたま電子レンジが調子悪くて買わなきゃ・・・という話を聞いたので、居候代として電子レンジをプレゼントしました。
これは電化製品に疎く電気屋にいくのが面倒でたまらない実家の皆さんにとっては好評で 凄く喜んで受け取ってもらえた。あー、やれやれ。
その後も大きな電化製品を買い換えるときは うちが選んでプレゼント=普段の帰省は手土産のみ で落ち着きつつあります。
ちなみにこの三年分の宿泊代は液晶TVに、次の赤ちゃんの分は前払いとして掃除機をプレゼント済み。



対するダンナさんの実家ですが・・・
こちらにはいつも頂いてばかりでどうにも恐縮してます。
ダンナさんの実家は自営業を営んでるし、お義母さんも自分で株を持ってるし、私達が何かプレゼント・・・と言ったら
誕生日や父の日母の日くらいで、普段にケーキを手土産に持っていっても代金を返してくれる始末。
逆に私達の生活を心配されて、肉や魚を手土産に持たせてもらったり・・・
(うちの実家から帰る時は野菜や米をもらってるけど、エライ違いだな)。
そんなお義母さんが先日TVが壊れて 得意先の電気屋さんに頼んで液晶TVに買い換えたと電話があった。
その時電気屋さんから掃除機を勧められて、お掃除ロボットを買ったらしい。さすがお義母さん、考え方が若い。
そのお掃除ロボ、すごく便利らしいし、お義兄さんとこは男の子が三人もいてお嫁さん大変だし、下もお腹が大きいお嫁さん(私ですね)がいて大変だろうし・・・となんと三台いっぺんに購入したらしい!!
で、結局私達がプレゼントしてもらったわけです・・・
回りまわって、掃除機が返って来ました。
情けは人のためならずですねぇ。