デティール細かすぎ

近所の商店街に元気な八百屋さんがある。
いらっしゃ〜い!!
と商店街中に響き渡る大きな声で今日のオススメを言っている。
そこは最近出来た八百屋さんで(それもスーパーの隣って強気)、そこから少し離れた露店でしている八百屋さんがすごく影が薄くなってきている。
露店の八百屋さんの主はおじちゃんで、1人で切り盛りしてるんだけど、商店街中に響き渡る「いらっしゃ〜い」はもともとこのおじちゃんの十八番だった。
でも今、スーパーの隣の八百屋さんの勢いの方が強くて、おじちゃんはあんまり元気がなくなった・・・
前通っても座って新聞読んでたり・・・
かわいそう。
といっても、現に私もスーパーの隣の八百屋さんで買ってるんですけどね。
だって、ファミリー(たぶん)でやってて感じいいし。
露店の八百屋さんのほうが安いんだけど、ちょっと怪しい感じ(あくまで勝手な想像です)がするし・・・



まぁ前置きが長くなりましたが、
4月くらいからゆずがお店屋さんごっこを家でするようになった。
最初は必ずカベの方を向いて「いらっしゃ〜い! 」と叫んでいる。
かなり声を張り上げてて、あのおじちゃんの八百屋さんをリスペクトしているようだ。
ハハも何か用事をしていても、しつこく「いらっしゃ〜い!」が何分も続くため、根負けして
「すみません、にんじん下さい」と客になる。
するとゆずお店屋さんはやっとこっちを向いて、にっこりしながら「あったかいのですか?」 と繰り出してくる。
あったかいにんじん・・・温野菜か?
「いえ、冷たい普通のにんじんがいいんですけど・・・」
あったかいのですか?」 とあったかさをごり押し。
「・・・じゃあ あったかいので・・・」 
とハハが折れると、「はい!」といいお返事で
おもちゃのガスレンジの上ににんじんを置いたり、自分の頭に置いてみたり、いろいろなあったかくなる手技が施され「はい」と渡してくれる。
そしてまた次の物を頼んでもやっぱり「あったかいのですか?」とごり押し・・・なんでやねん。


そして最近のお店屋さんごっこは超細かい。
何が細かいって?ゆずの指示がですよ。
「じゃぁ、かぁかは「すみません、にんじん下さいって来てね。そしたら、ゆんたんが「すみません、にんじんはないです」って言うから、かぁかが「じゃぁそっちの下さい」って言って。そしたら、ゆんたんがあっち(隣の部屋)まで行くから、かぁかは「もういいですかー」って聞いて。そしたらゆんたんが「いいですよー」っていうから走ってきてね。じゃぁ、準備オッケイ☆」
と言って、強引に始まり、勝手にセリフも決められている。
それなりに聞いてたら全然覚えられないし、本気で聞いてても途中からだんだんデティールが怪しくなってきて、どんなお店の設定だか分からなくなってきてる。
その上、セリフを間違えると泣いて怒られるし。
どんな監督だ・・・