収穫娘

ゆずは私の実家のひいばあちゃんが大好き。
もちろんダンナさんの実家のおばあちゃんもうちの実家のおばあちゃんも好きだが、なんといってもひいばあちゃんはいつでもゆずの相手をしてくれる。
なんたって朝6時前から2人でシャボン玉ふいて遊んでるもんね。
前々回帰った時もヒマさえあればひいばあちゃんの部屋に行ってお菓子を貰い、今回帰ったときは自分の行きたいところへ連れて行くべく、ベットで寝てるひいばあちゃんの手を引いて先導する。
たちわるい。
でもひいばあちゃんもゆずがかわいくて仕方がないようで、いつでも相手してくれる。
そんなひいばあちゃんも夏は畑の収穫物が多いので、今回帰ったときは日中は裏の畑にいることが多かった。ゆずは部屋に行ってばぁちゃんがいないと外に出たがり、畑に会いに行く。
で、「ばぁ・ちゃーん」ととっておきの可愛い声を出しながら走っていく。
ハハでさえかわいく思う声としぐさ。そりゃひいばあちゃんはメロメロですじゃ。
ひとしきり愛想を振りまいた後はキュウリ、トマト、なすなどの収穫物を家に持って帰るのがゆずの仕事。
なかでも前々回帰ったときはさやえんどうが全盛期で、とってもとっても取りつくせないほど出来ていた。
なのでゆずもたどたどしくも手ずからもいで、自前のポシェットに入れてお手伝いしていた。


けど神戸に帰るとなんにも収穫するものがなくて手持ち無沙汰なゆず。
最近はベランダに干してある、ピンチではさんだ洗濯物を収穫し始めた。靴下、下着、ゆず小物・・・
乾いて取り込むときならいいんだけど、この雨が続く中、どうしても収穫したいゆずは生乾きの物をせっせと収穫してくれる。もしくは干したばかりの物とか。
どっちにしても大層困るんですけど・・・